昨日、こちら尾道市制110周年記念行事として
登山家の野口健さん をお迎えして講演会があり、行って来ました。

外交官の父の転勤により世界各地で少年時代を過ごした野口健さんは、 16歳の時に通っていた立教英国学院で先輩との喧嘩により、 1ヶ月の停学処分を言い渡されたそうです。 父親の助言により、一人旅に出た彼は、旅先でふと立ち寄った本屋で一冊の本と出合いました。 それは、植村直己氏の著書『青春を山に賭けて』でした。 その本に深い感銘を受けた彼は、山登りを始めたそうです。 その後すぐ、山岳学校「無名山塾」に参加し、 翌年16歳にしてヨーロッパ大陸最高峰のモンブランに登頂し、25歳にして7大大陸の最高峰を 世界最年少で登頂と言う記録を樹立したのです。 その間にも一芸一能入試で亜細亜大学国際関係学部に入学し、 卒業後はエベレストや富士山に散乱するゴミ問題に心を痛め、 新たな挑戦として、清掃登山を開始します。 「富士山から日本を変える」をスローガンに、日本の象徴である富士山の環境保全に取り掛かり 富士山のゴミ拾いを毎年行っています。 最初の頃何千人単位の参加者も、最近では全国から大勢の参加者が増え 今では何万人規模の方が富士山のゴミ拾いに集まるそうです。 そう言えば、カラッチ隊が一昨年登った富士山では
ゴミが落ちてない綺麗な登山道に驚いたもので~す。 野口健さん達のこうした地道な努力が実を結んでいるのです! また2001年には、日本隊に参加し遭難したシェルパの遺族を補償するためにシェルパ基金を設立! きっかけは相棒のナティー・シェルパがパンガ村で日本のトレッキングツアーに同行し、 遭難し(宿泊していたロッジが雪崩に押しつぶされ)、日本人トレッカーと共に死亡したニュースを知り
シェルパ基金を設立されたそうです。小中学生を対象とした「野口健・環境学校」を開校し、日本全国各地で環境の大切さを訴え 実践してらっしゃるそうです。 また地球温暖化にも心を痛めておられ、 「第1回アジア・太平洋水サミット」の運営委員として 「温暖化による氷河の融解」を取り上げる先導役を務め、各国元首級への参加呼びかけたそうです。
現在は、清掃活動に加え地球温暖化による氷河の融解防止にむけた対策にも力を入れ活動中とのことでした。 そんな野口健さんとカラッチ隊は・・・ 2005年7月8日、利尻山々頂でお会いし、記念写真を写して頂いたのでした。 気さくな野口さんは、一緒に記念写真をと言うカラッチの申し出に、快く応じて下さり カケスも一緒に野口さんを真ん中に肩を組んで 写真に納まって下さったのですよ!
その野口健さんが尾道に来られ、講演されると聞いて 講演の前に控え室にお邪魔し、利尻山で親しく写真に一緒におさまって下さったお礼を申し上げ、 握手して頂いて、サインまで頂いてきました~
カラッチのこんな厚かましいお願いにも快く応じて下さった野口健さんは、 やはり親しみやすくとっても温かい心をお持ちの素敵な青年でした。 山の大きさや規模は全く違いますが・・・ 同じように山を登るカラッチも野口さんの行動と言葉を大切に、これからも山歩きを続けていきたいです! そうしてゴミ問題や、地球の環境についても真剣に考え、行動せねばと改めて思った次第です。 野口健さんは、自己責任とは・・・自身の決断と結果について、誰のせいにもしないということ。 そして不測の事態が起こらないように徹底した危機管理を行うことが大切とその著書の中で仰っています。
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