三徳山登山のハズが・・・
9/9(日)、実はこの日ワンゲル会の9月例会で
鳥取県の三徳山 (標高 899.9m) に登山する予定でした~
三徳山は、以前から登ってみたかった山で楽しみにしていました。
しかし、丁度日曜日を挟んで金曜日からづっと マークで
小雨降る中での出発となりました~
というのも7月例会も雨で流れ、8月例会も中止となり
山好きなワンゲル会の我々は、山歩きたい病が溜まって決行となった次第です。
===================
鳥取県東伯郡三朝町にある天台宗の仏教寺院・三仏寺の
山号を三徳山 (みとくさん) と称します。
鳥取県のほぼ中央に位置する三徳山に境内を持つ山岳寺院で、
古くは三徳山全体を境内としていました。
開山は慶雲3年(706年)に役小角 (えんのおづの) が修験道の行場として開いたとされ、
その後、慈覚大師円仁により嘉祥2年 (849年) に
本尊釈迦如来・阿弥陀如来・大日如来の三仏が安置されたとされます。
「 投入堂 」 (なげいれどう) の通称で知られる奥院の建物は、
垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物で、
国宝に指定されています。
昔、役小角 (えんのおづの) が蓮の花びらをかざし、
「この花びらを、神仏にゆかりのあるところへ落して下さい」 と空に投げたところ、
石鎚山 (愛媛) ・ 吉野山 (奈良) と三徳山 (鳥取) に舞い降り、
それらの山を修験道の行場として開いたことが
三徳山の修験道としての始まりと言われています。
※ 役小角 (えんのおづの) は、修験道の開祖とされている人です!
役小角が三徳山を訪れた時、その山の麓にお堂を造ったそうです。
役小角は、法力でお堂を手のひらに乗るほどに小さくし、
大きな掛け声と共に断崖絶壁にある岩窟に投げ入れたと言われています。
このことから 「投入堂」 と呼ばれるようになったそうです。
三徳山 三佛寺 ・ 山門
また、三徳山は昭和9年(1934年)に国の名勝、史跡に指定されました。
wikipediq より抜粋させて頂きました
三徳山は、低山なれど修験道で急峻なため、雨や霧の日は登山禁止となります。
三徳山は修行の場所であり、木の根や岩をよじ登る等、
場所によっては多少難しく、危険な箇所があり、
参拝登山をする際には、滑落事故防止の為に服装と靴などのチェックがあります。
またストックなどの使用は禁されています。
靴が理由で登山出来ない人は、わらじ (有料) に履き替えねばなりません。
また登山者には「六根清浄」 と書かれた、修行者の証であるタスキも手渡され
このタスキを掛けて登ることになります。
これだけ厳重なのは、投入堂では滑落による死亡事故が多発しているからです。
まさに命がけで登山することになるのですぅ~
2016年の鳥取県中部地震で参道が通れなくなりましたが、
多くの寄付が集まり、2017年4月から迂回路を経て再び登れるようになりました。
上の画像のような木の根を掴んだり、鎖を伝って
まずは文殊堂(400m)まで登り、標高520mの投入堂まで登ります。
登山出来るのは、投入堂の下迄で、それ以上は行けません。
岩肌がやや前に突き出した断崖絶壁に、はりつくように建つ姿を拝むのです。
本来なら、ちゃんと登ってからレポ書かなければなんだけど、
大まかに三徳山の説明をさせて頂きました。
近い内に、必ずやしっかり三徳山に登ってレポ書きますね!
上の画像6枚は、三徳山HPよりお借りしました。
===================
鳥取県東伯郡三朝町に着いても雨は降り続いてるので
投入堂が遠望出来る場所まで行って、
雨の中、遠くから投入堂を眺めてきましたよ!!
あぁ~ 登りたかったなぁ~~
山の崖の中の投入堂を望遠でやっと写すことが出来ました。
肉眼では本当に小さく小さく見える程度でしたよ!
カラッチ達が撮影した場所にも双眼鏡がありましたが ・・・
三徳山駐車場の先にある道路沿いに
三徳山・投入堂遥拝所があり、もっと大きな双眼鏡が設置してありました。
登山出来ない人や高齢者などはここから拝むことになります。
投入堂遥拝所から少し歩いて、三徳山皆成院 で
予約してあった精進料理を頂きます。
三徳山に登山するときも、ここで靴などの点検を受けて登ります。
三徳山・皆成院の宿坊入口
皆成院(かいじょういん)は、三仏寺の宿坊の一つで、
山号は三徳山、本尊は薬師如来です。
この建屋の右奥で精進料理を頂きました~
コンニャクの刺身やお蕎麦、胡麻豆腐が美味しかったです!
この他に炊き込みごはん、お吸い物がでましたよ。
===================
それではお腹も一杯になったところで、これより 倉吉市の白壁土蔵群 を見物したり
観光に切り替えて遊び、三朝温泉に浸かって帰ることに ・・・
倉吉市は大相撲・琴光喜の出身だそうで、こんな銅像が建ってました。
静かな佇まいの中にも歴史を感じさせる建物が立ち並んでいます。
この白壁土蔵群は、漆喰で塗られた壁と赤い石州瓦が使われていることで有名です。
この土蔵の造りとしての特徴は、焼き杉が腰壁に使われていることだそうです。
赤瓦と白壁のレトロな町並みが今も残り、歴史ロマンあふれる町で
かつての街の面影を今に伝える貴重な町並み!
それが 「倉吉白壁土蔵群」 です。
赤瓦に白い漆喰壁の商家や民家が立ち並び ・・・
民家にはこのような立派な松もありました。
酒屋さんでは試飲もさせて頂きました。
酒好きの仲間は、早速お土産に買ってましたよ!
「赤瓦」 1号館から11号館まであります。
銭洗弁財天がありました~
鳥居には大弁天と書かれ、中に入ると銭洗弁財天さまがお祀りしてあったので、
お金を洗って帰りましたよ!
弁天参道 ↑ 言う道も趣があります。
そうそう、「お客さん、コーヒー飲んで行きませんか~」 と言う呼び声に誘われて
入ったお店で、紙コップに入れたコーヒー一杯・100円で、
おまけに二十世紀梨1ケと小さな鯛焼き2ケのおまけ付きでしたよ~(驚)
この倉吉で古くから守られてきた町並みを
川の流れとともに雨の中、ゆっくりと眺めながらブラブラしてきました。
そうそう、江戸時代末期から織られるようになった 倉吉絣 のお店もありました。
倉吉では絵画的な柄を織った絵絣 (えがすり) や、
さらに高度な綾織り、浮き織など様々な組織織 (そしきおり) も
織られるようになったそうです。
このような織物を 「風通織」 といい、幻の織物と呼ばれ評判を呼びました。
明治になって盛んに織られ、西日本を中心に全国へ売り歩かれたが、
大正時代に入るとその高度な技術故に機械化も出来ず衰退していきました。
その後、「なしっこ館 」 に立ち寄ったり・・・
館内には本物の二十世紀梨の木もあり驚きましたよ!
道の駅でお買い物などして、三朝温泉・グランナール・みささ で
温泉に浸かってリフレッシュして帰りました。
こちらは↑、グランナール・みささの前にある露天風呂
ここならお一人様 ・・・ 100円では入れたのにと大笑い!
この大雨ですから、三朝温泉の有名な川床にある露天風呂も水の中に水没ですぅ~
お土産に二十世紀梨を買って帰りました。
三徳山には登ることが出来なかったけど、色々散策して楽しい一日を過ごせました。
« 災害の怖さ! | トップページ | みちのくの旅・前編 »
「山歩き」カテゴリの記事
- 白馬北尾根高原(2020.10.27)
- 岩国城に登る!(2019.12.03)
- 白石山(2019.11.17)
- 池の段・立烏帽子山・後編(2019.10.29)
- 池の段・立烏帽子山・前編(2019.10.28)
9月の月例会も山登りできなくて、残念でしたね。
それにしても・・流石の国宝、投入れ堂
手のひらサイズのお堂を、大きな掛け声と共に断崖絶壁にある岩窟に投げ入れたと・
そうしないと、あんな所に、岩場に垂直にぴったりとはまりませんよね。
それ位の言い伝いがあるほどの、役小角さんは凄い人なんですね。
登る前の服装、装備チェックまで有って、あの根っこの凄い事・・。
あれじゃ雨の後は登れませんね。。
修験道の山だけあって、何もかもが凄い!
いずれ・近いうち登るのですね。。
写真なんか撮ってられないね・・
精進料理を食べたり、温泉に入ったり・。倉吉の街並みもいいね。
雨の似合う街並みでは?
こんな一日もいいかもね・山も良いけど、
中々こんな街並み、ゆっくり拝見出来る事も雨のお蔭・。
楽しい一日でしたね。。
投稿: milk | 2018年9月13日 (木) 13時43分
milkちゃ~ん、見てくれて有難うね~(*゚▽゚)ノ
うんうん、何だか山登りの日に雨が降ってしまうのですぅ~
投入堂・・・本当に何故あんなところに建てられてんだろう~って場所に建ってるんです。
なので役小角と言う方が、法力でお堂を小さくして断崖絶壁の岩窟に投げ入れたとの言い伝えがあるのでしょう~
役小角は実在の人物ですが、伝えられる人物像は後世の伝説によるところが大きいらしいですよ。
幼くしてその天才ぶりを発揮して山岳修行をはじめ、熊野にて30年にも及ぶ山岳修行を行い、
修験道の基礎を築きあげ、近畿を中心として日本各地を行脚し修行の日々を送ったそうです。
文武天皇3年(699年)に伊豆への流刑に処されるのですが、流刑中も空を飛んで富士山で修行していたとか・・・
役小角にまつわる伝説は非常に多いのだそうです。
そうなの~ 登山の前には、服装とか靴もチェックがあるのです。
垂直に近いような木の根、凄いでしょ~
うんうん、近い内に登りに行きたいけど尾道から3時間くらい走らないと登山口まで行けないのよ!
カケスが行ってくれるか否かにかかってますぅ~ι(´Д`υ)アセアセ
ふふっ、行ったら(登ったら)、きっとカラッチのこと写真撮ると思います。
そう、雨が降ったけど色んな所見物して倉吉の町並み散策も良かったよ!!
投稿: カラッチ | 2018年9月13日 (木) 19時51分
西日本随一の晴れろ教祖も敵わない事もあるんですね。
折角だったけれど、そう簡単に登れる山ではなさそうでコンディションの良い時じゃないと危なそう。
カケスさんと御一緒にアタックできたら良いですね!
倉吉ってスイカが有名でしたよね?
街並みもイイ感じですね、雨のせいか閑散として風情がありますね。
最後の写真はバスの中から?バックのぼやけた風景に雨の水滴が雰囲気を醸し出していますね。
カラッチさんの気持ちの一部、雨をうらやむ思いを感じさせてくれる一枚でもあるなぁ~と感じます。
投稿: 千春 | 2018年9月13日 (木) 21時51分
千春ちゃ~ん、コメント有難う~~
ふふっ、西日本随一ですか~(笑)
このところ山歩いてないからか、晴れろ教祖見放されてますわ~
うんうん、この三徳山と言う山は雨や霧などになると登山禁止になるのですぅ~
実際に、近くの他の登山の会の方があの木の根の登山道で滑って骨折され、ヘリコプターのお世話になったと聞きました。
晴れの続く、10月頃にカケスと登れたらいいんですけどね~
あれまぁ~ 千春ちゃん、倉吉のスイカ知ってたの~
倉吉のスイカは極実(ごくみ)スイカって言って、薄皮で甘み・シャリ感がソフトな食感で美味しいんですよ!
少々お値段も高いのがたまにキズだけどね。
ハーイ、雨の中なので観光客もあまりいなくて、閑散としてました~
そうですか~ 最後の写真、雨をうらやむカラッチの気持ちがこもってましたか~
投稿: カラッチ | 2018年9月14日 (金) 10時30分
三徳山の参拝登山は、危険を伴うんですね~
私には到底登ることは出来ないかもですぅ
お天気には恵まれませんでしたが、いろいろ散策されて
楽しい一日でしたね!
精進料理も美味しそうでしたし~
特に「倉吉絣」は魅力的ですね~絵絣 や、綾織り、浮き織など、
「風通織」と呼ばれているんですね。触れてみたいな~と思いました。
沢山の写真を見ながら、訪れたように楽しませていただきました。
投稿: あずさ | 2018年9月14日 (金) 11時39分
あずささ~ん、見てくれて有難う~(*゚▽゚)ノ
うんうん、三徳山の参拝登山では毎年のように滑落事故が起きているのですぅ~
山歩きする方ばかりでは無く、山歩きの経験の無い人も登ったりすることもあるのでね!
それで入山前に、厳しく服装とか靴などの検査が行われるのです。
あずささんなら大丈夫ですよ~~
ハーイ、生憎のお天気でしたが、観光に切り替えて楽しく過ごすことが出来ました。
精進料理・・・我々は2000円のお料理でしたが、結構お腹いっぱいになりました~
倉吉絣・・・素敵でした~~
山仲間のWさんは、倉吉絣のベストを買っていましたよ!
風通織って響きがいいですよね。 昔の織物は素晴らしいですね。
訪れたように楽しめたって、有難うね~
投稿: カラッチ | 2018年9月14日 (金) 13時37分
以前この近くに行った事が有り、白壁群に寄りたかったんですが、日程がつまり
行けず、残念だったので、覚えている所です。
投入れ堂もせめて見るだけでも行きたかった。
とても危険で大変なのね。
そんな所にお堂を作る、信仰心の強さでなければ作れない建物ですね。
お天気の良い時に再挑戦ですか、頑張って、気を付けてね。
絣がとても素敵、昔の着る物はこう言う物ばかりだったのかな。
夫がおばあさんが織って作ったと言う古いどてらと言うのかそんなのを持っていた。
古くても味わいが有ったわ。
昔は、女性が機織りしたんだろうね。
投稿: 山百合 | 2018年9月15日 (土) 19時34分
山百合さ^ん、コメント有難う~(◎´∀`)ノ
えぇ~ 鳥取の倉吉の近くまで来たことあったの~
山百合さんって本当に色んな所まで旅してるよね。
投入堂・・・下から見たら登りたくなりますよね~
うんうん、木の根っことか鎖もあって修験道の道って感じですぅ~
役小角が、法力でお堂を小さくし、断崖絶壁にある岩窟に投げ入れたと言われているけど・・・
後にその場所に岩を支えにして柱を立て、投入堂を建てたんだろと思うけど~
いずれにしても信仰心が無ければ出来ないことだよね!!
ハーイ、秋空の爽やかなお天気の良い日に登りたいなとは思っているんだけど~
倉吉絣って素敵よね。。
山百合さんも型染とかなさるから、きっとこういう物興味があるでしょうね~
確かに昔は、あんな風に旗で織って、着物など作っていたのでしょうね。
そうそう、「ドテラ」って言うのカラッチも知ってますよ! 暖かかったよね~
昔は何でも手作りで、私達も母に色んなものを作って貰って喜んで着ていましたよ。
投稿: カラッチ | 2018年9月16日 (日) 09時51分